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プロロジス▼京葉湾岸エリア最大のプロロジスパーク市川Iを起工 

2007年07月02日

 物流施設専門の不動産開発会社プロロジス(日本本社=東京都港区)は6月27日、マルチテナント型(複数企業向け)物流施設「プロロジスパーク市川I(ワン)」の起工に着手。2008年11月初旬をめざし、建設を進めている。
 首都圏最大規模のプロロジスパークとなる「プロロジスパーク市川I」は、敷地面積65,965平方メートル、延床面積150,978平方メートルの地上6 階建て、各階へコンテナトラックが直接乗り入れ可能なランプウェイを2基(上り用・下り用)備える総合物流センター。1階から5階の各階の建物内中央を南北に通る屋内型大型車路を設けることで、施設を大きく2棟に分割し、その中央車路の両側東西に倉庫スペースを設置。各階の東側倉庫スペースは、40フィートコンテナトラックが25台接車できる高床式トラックバースを含め、約15,000平方メートルのスペースを確保し、西側倉庫スペースは、18台分の高床式トラックバースを含め、約8,900平方メートルのスペースを確保する。これら倉庫スペースは利用企業のニーズに合わせ2,500~3,000 坪(約8,000~10,000 平方メートル)程度から分割提供できるよう設定。なお、オフィス部分を含む東西のスペースを合計した1フロアの面積は約25,000平方メートルとなり、国内のプロロジスパーク中最大の広さとなる。
 建築構造には、最新の免震プレキャスト・プレストレスト構造を採用。大地震発生の際も施設内で働く従業員の安全を確保し、荷崩れを防ぎ、保管物を保護すると同時に、柱梁サイズの縮小化による倉庫スペースの有効活用も可能とする。駐車スペースは、敷地内の1階地上部分に24台分のトラック待機場と普通車250台分の駐車場を確保。また、各階には、最新のITインフラ設備を持つオフィススペース、1階には24時間体制で稼働する中央管理センターを設けるなど高いセキュリティ機能を装備する。さらに、モダンな空間デザインを取り入れ、最上階には休憩スペースや海が望めるレストラン、コンビニエンスストアなどアメニティ施設も併設することで、従業員の方々へより働きやすい環境を提供し、人材の確保も促進するなど、次世代の戦略物流を実現する総合物流センターとして機能する。なお、現在、託児所の設置や専用バスの運行について検討中であり、風力や太陽光など再生可能エネルギーを利用する技術やシステムなどの導入や1階駐車スペースの大規模な緑化も計画している。
 なお、千葉県市川市高浜町に開発を予定しているマルチテナント型大型物流「プロロジスパーク市川II(ツー)」は、2007年末の着工を目指し、現在、設計など施設計画を進めている。
「プロロジスパーク市川I」概要は次のとおり。
名称=プロロジスパーク市川I(ワン)
所在地=千葉県市川市塩浜1丁目7番1他
敷地面積=65,965m2(19,954坪)
延床面積=150,978m2(45,670坪)
構造=S造、RC造他地上6階建
着工時期=2007年 6月27日
稼動時期=2008年11月初旬