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TRUCK-ONE 特販部・柳宏司部長 − キーマンに聞く 第13回 

 トラックなどの輸送車両・商用車の買い取り・リース事業を展開する「TRUCK-ONE」(本社=山口県、小川澄雄社長)は、2004年4月より、冷凍 車に特化したレンタル事業をスタート。2008年には「冷え蔵」(ひえぞう)と呼ばれる冷凍冷蔵コンテナのレンタル事業をはじめ、食の安心・安全、低温輸 送のニーズに応じたトレーサビリティ需要に応えています。 物流事業を展開するため、施設とともに重要なファクターとなる車両のこれからの有効活用について、同社特販部の柳宏司部長にお話を伺いました。

柳部長

<写真・柳宏司部長>

―燃料費の高騰・経済の低迷によって、いま物流事業者は大変、厳しい立場にたたされています。

 トラック事業者の倒産件数が昨年対比で大幅に伸びるなど、業界の置かれている立場は深刻です。全国の大型普通トラックの登録台数(社団法人自動車 販売協会調べ)は2006年度の10万9000台から、2007年度は昨対比81%の8万9000台と、大幅な買い控えも起きている状況です。

 当社でも営業で回っていて、そのことは肌で感じていますが、不況状況下でもスイーツを始めとした菓子・パン屋、アイスクリーム(荷主)から商用車レンタルの受注は根強く、全体的に食料品を中心としたトレーサビリティ需要は多くあるように見受けられます。

―すべての業種が悪いというわけではないんですね?

 そうですね。逆にいえば、きちんとしたニーズを見据えた事業を展開すれば、物流事業者にも大きなチャンスがあると思いますね。

 一方で物流事業者にとっては、車両購入費(初期投資)は高くつくため、3PL推進のために、車両保有台数を増やすことは、難しい状況です。そうし た状況を鑑み、当社では所有車両を買い取り、車両を安価にリースすることで、お客様の車両確保を容易にし、新規顧客開拓のバックアップをこれまで行ってき たわけです」

―新規顧客開拓策としては、確かに車両のレンタルは有効な策ですね。少し先ほどの話に戻りたいのですが、いま現在でも需要が高いと述べられたトレーサビリティ商品の輸送に対応するためには冷凍車が必要ですよね。

 はい、そうですね、近年の食の安全の問題からも需要は、高まっています。

―TRUCK-ONEの冷凍車への対応はどのようになっていますか。また冷凍専門業者はいいのですが、専門業者以外が着手するには、温度帯商品物流への対応は敷居が高いように思えるのですが、そうした専門業者外が対応できるサービスも用意されているのですか。

 当社では、冷凍車に特化したレンタル事業を2004年にスタート。温度帯別配送への設備を整えたレンタル用冷凍車で、専門業者様をターゲットにしたビジネスを展開しています。

 さらにこれだけにとどまらず、冷凍冷蔵コンテナのレンタル事業(冷え蔵)を2008年よりはじめています。これは通常のトラックしか、お持ちでな いお客様も、『冷え蔵』を活用することで冷凍車両に転用することができるものです。新規の顧客開拓として物流事業者から問合せを受けるとともに、荷主から も自家用物流に使用したいとお話をいただいております。

―『冷え蔵』の概要をもう少しお聞かせください。

 『冷え蔵』は冷凍コンテナです。コンテナの庫内温度は200Vの三相電源にて駆動するタイプ(レンタル料金1日1万5000円、1ヵ月15万円) と、遠隔監視システム位置監視システムを搭載し、発電装置を持ち装備無電源地帯でも4日間使用可能なタイプ(レンタル料金1日2万円、1ヵ月20万円)の 2種類を用意しています。

 寸歩も、ウィング車、平ボディーにちょうど2個搭載できる大きさにリサイズ。つまりは通常のトラックに冷え蔵を2個搭載するだけで冷凍車へと変えることが可能です。

 通常の冷凍コンテナは、鉄道コンテナ、海上コンテナ専用のもので、トラック専用のものはなく、改造せずに搭載できる画期的なサービスとなっています。さらに車両に2個搭載できることで、別々の温度帯に対応した配送もできるようになっています。冷凍コンテナですので保管への適用も可能です。

 このほか、ユーザーからの相談に応じて遠隔監視、GPSによる位置監視機能を付けることも可能で、こうした機能を安価なASPにて提供します。庫 内に異常が来たした際にはケータイに連絡する連絡機能も有し、必要な温度管理・トレーサビリティ機能をすべて取り揃えることができます。

―なるほど、それは素晴らしいサービスですね。それでは最後に今後の抱負をお聞かせください。

 車両買取・販売、レンタルのディストリビュータとして、今後とも事業を活発に推進し、皆様のお役に立てればと思っています。

―今年10月からはSCM共同ネット研究会の「SCM循環型戦略共同物流のネットビジネスモデル」へ参画されたということで、そちらの活動も期待しております。本日はどうもありがとうございました。

※「TRUCK-ONE」HP
http://www.truck-one.com/

※SCM共同ネット研究会・HP
http://www.scm-logi.com/index.html