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横浜市、GLP▼物流センターで住民参加の津波避難訓練 

2014年11月19日

横浜市とグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は11月2日、津波避難訓練を横浜市鶴見区の生麦貝ノ浜緑地とGLP横浜で開催し、地域の住民118名、市・鶴見区防災担当・消防、警察関係者を含め約150名が参加した。

訓練は、防災放送で午前10時に津波発生の放送、それを聞いた地域の住民が指定の場所に集合し、そこからGLP横浜の敷地内に入り、建物のランプウェイを登り、5階建てのGLP横浜の屋上まで避難するというもの。

屋上は通常駐車場となっているが、その駐車スペースを除いても約900名の住民が一時避難できる場所を用意した。

GLP横浜の敷地内では、GLPの担当者が誘導し、地域住民は2列縦隊でゆっくり建物のランプウェイを登り、10数分ほどで屋上に到着した。お年寄りや車椅子の人など歩けない人は建物内のエレベーターを利用して移動した。

この取り組みは、横浜市とGLPが10月1日に締結した「津波発生時における施設等の提供に関する協定書」による。地域・企業・行政の協働による取り組みは横浜市初となる。

GLPが所有・運営するマルチテナント型物流施設GLP横浜が、鶴見川の河口部付近にあり免震構造やバックアップ電源を採用した堅牢で安全性の高い建物であることから、津波警報発令の際に地域住民の避難場所として利用することになった。

当初、GLP横浜の入り口は海側に面しており、住民が避難するには大きく迂回しなければならなかったが、住宅地側にGLP敷地内に通じる門扉と通路を新たに造ることで、避難が安全・効率的に行えるようにした。

■GLP横浜概要
所在地:神奈川県横浜市鶴見区
敷地面積:5万1073㎡
延床面積:11万9351㎡
竣工:2005年6月

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