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サッポロビール▼自動ラック倉庫に制震装置導入 

2014年11月19日

サッポロビールは11月7日、地震発生時のビール製品の荷崩れ落下抑制対策として、大成建設が開発した「自動ラック倉庫制震装置」を千葉工場(船橋市)へ導入したと発表した。

制震装置は、ビールパレットサイズに対応したマスダンパー方式で、パレット積載重量の大きい飲料製品に適用し、震度6弱程度までの地震に対して優れた制震効果を発揮する。

サッポロビールは、東日本大震災で、千葉工場の自動ラック倉庫の出荷機能に影響が及んだ経験から、震災直後から制震装置の導入に向け検討をしてきたもの。

検討にあたって、首都圏直下型地震や東南海地震を想定したシミュレーションを実施し、その後、実際の商品を用いた検証も行った。

耐震技術の中で最も現実的な対策として制震を組み込むことが効果的であるとの判断から、今回は緊急度の高い自動ラック倉庫部分へ導入した。

地震発生時でも自動ラック倉庫に直結した生産ラインへの影響を回避し、必要最低限の出荷機能を確保することが可能になる。

【 LNEWS http://lnews.jp 】