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ヤマトHD▼愛知県豊田市に6.5万平方米の物流ターミナル着工 

2014年12月02日

ヤマトホールディングスは11月19日、愛知県豊田市に、中部圏でヤマトグループ最大規模の総合物流ターミナル「三河ゲートウェイ(三河GW)」を建設すると発表した。

稼動開始は2016年10月を予定している。

国内有数の産業集積地域である中部圏と、関東・関西・北陸エリアをつなぐ結節点として、三河GWを新たに建設する。

ヤマトグループ独自の付加価値機能とラストワンマイルネットワークを融合し、スピード・品質・コストのすべてを飛躍的に高め、物流を「バリュー(付加価値)を生み出す手段」へと進化させる「バリュー・ネットワーキング」構想を実現していくとしている。

主要都市圏(関東・中部・関西)の玄関口に最新鋭の仕分け機器を備えた物流ターミナル(ゲートウェイ)を建設し、「多頻度幹線輸送」と「24時間発着同時仕分け」による主要都市間の「当日配達」の実現と、機械化やネットワークの刷新による輸送の効率化による輸送コスト低減と省力化を両立させ、労働力不足に対応することを目指している。

三河GWが建設される愛知県豊田市周辺は、国内有数の産業集積地域であり、伊勢湾岸自動車道豊田南ICから至近であることに加え、総取扱貨物量で日本一を誇る名古屋港や中部国際空港セントレアなどあらゆる輸送モードに対応できるインフラが整備された絶好の立地条件。

三河GWでは、最新の仕分け機器による24時間発着同時仕分けを行い、昨年8月稼動した厚木ゲートウェイと2017年度稼動予定の関西ゲートウェイ(仮称)との多頻度幹線輸送により配達のリードタイムを短縮し、主要都市間の宅急便当日配達を実現する。

三河GWは仕分け作業の機械化で、省力化・省人化を進め、労働力不足に対応する。また、中部圏のハブとして荷物を集約し、車両台数の削減や積載率向上、走行距離短縮などで輸送効率を高め、コスト構造を改革する。

三河GWにはヤマトグループ6社が入居し、それぞれ独自の付加価値を提供する。荷物が流れる中で、価値を付加しながらネットワークに結節する「止めない物流」を実現するとしている。

■三河GWの施設概要
名称:三河ゲートウェイ
所在地:愛知県豊田市生駒町切戸21-1
延床面積:6万5027㎡
敷地面積:3万6996㎡
構造:鉄骨造6階建て
入居会社:ヤマト運輸、ヤマトグローバルエキスプレス、ヤマトロジスティクス、ヤマトグローバルロジスティクス、ヤマトボックスチャーター、ヤマトフィナンシャル

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