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矢野経済研究所▼自動運転システム世界市場に関する調査結果を発表 

2015年07月18日

矢野経済研究所が、自動運転システムの世界市場についての調査結果を7月13日に公表した。

調査のまとめによると、2015年から2017年にかけてレベル2(部分的自動運転)の自動運転システムの搭載が進み、2020年のレベル2の自動運転システム世界搭載台数は360万台に成長すると予測している。特に米国市場では、高速道路における渋滞時の低速追従自動走行、自動駐車システムなの自動運転システムは高級車を中心に搭載が活発化する見込みと予測している。

レベル3(条件付自動運転)については米国市場を中心に2018年頃に実用化され、2025年のレベル3の自動運転システム世界搭載台数は361万9000台に拡大すると予測している。レベル3は高速道路における車線変更や追い越し、合流、障害物回避、料金所通過などの運転作業を全てシステムが行うもので、米国から市場が立ち上がったのち欧州や日本でも実用化が進むとしている。

なお2030年における自動運転システムの世界搭載台数は、レベル2が3155万台、レベル3が979万8000台に達すると予測している。

 

調査概要

1.調査期間:2015年3月~6月
2.調査対象:自動車メーカ、カーエレクトロニクスメーカ、半導体メーカ
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

※自動運転システムとは、乗用車および、車両重量3.5t以下の商用車に搭載されるシステムを対象とした。また、米国運輸省の国家道路交通安全局(NHTSA)が発表している、5段階の自動運転システムの自動化レベル分類を用いて、世界の搭載台数を算出した。