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三井物産▼マレーシアで賃貸用倉庫開発に参画 

2015年08月04日

三井物産は7月28日、シンガポールとマレーシアの企業による合弁企業NTP社と、マレーシアのイスカンダールヌサジャヤ地区にあるヌサジャヤテックパーク内で賃貸用Built to Suit(注文建築)型倉庫・工場開発事業に取り組む合弁契約を締結したと発表した。

新設する合弁会社の出資比率は三井物産が49%、NTP社が51%で、日系製造業を中心とした顧客を誘致し、ヌサジャヤテックパーク(計約210ha、第一期開発:約50ha)内の7区画(約10ha)を開発する予定。

三井物産のパートナーであるNTP社は、アジア最大級のビジネススペース・デベロッパーであるシンガポールのアセンダス社と、マレーシア政府系投資ファンドKhazanah Nasional Berhadの100%子会社UEMグループの街づくり開発と不動産開発を推進する中核企業UEMサンライズ(UEMS社)が組成する合弁企業。

アセンダス社の優れた開発能力と、UEMS社が有する用地取得、開発・建築許認可取得等の機能に加えて、三井物産が持つ広範なノウハウ(産業系施設開発・賃貸運営からREIT運営まで)を導入することで、日系企業のアジア進出支援を行う。

企業誘致活動が順調に進めば事業開始後4年で7区画全てが完工し、完工後4~5年を目途にシンガポールやマレーシア市場でのREIT等を通じた証券化も視野に入れた事業を展開していく。

三井物産はこの事業を通じて、今後見込まれる日系製造業等のイスカンダール地区への移転に向けた不動産ソリューションの提供を目指す。

これまで培ってきた産業系施設開発・テナントリーシング・金融事業(日本・シンガポール・タイでの産業系施設REIT運営業等)の知見をこの事業に活用して総合力を発揮すると共に、産業誘致・雇用創出によりイスカンダールメディニ地区でオフィスビルや住宅等の商業開発を行うスマート開発事業とのシナジーを追求していくとしている。

■新会社概要
仮称:AMU BTS Development Sdn. Bhd.
事業内容:ヌサジャヤテックパーク内における賃貸用Built to Suit(注文建築)型倉庫・工場開発事業

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