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三井倉庫ホールディングス▼iPS細胞の輸送サービスを開始 

2015年08月19日

三井倉庫ホールディングスは、京都大学iPS細胞研究所(以下CiRA)より依頼を受け、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に準拠した「再生医療に使用可能なiPS細胞」の輸送を可能にする専用容器を開発し、本年8月6日より輸送を開始した。

三井倉庫が治験薬物流で蓄積した輸送ノウハウを活かして「再生医療用iPS細胞ストック」専用の輸送容器『MEDi STAR』を開発。陽気に液体窒素を充填し、マイナス180度以下の状態で振動を抑えることで輸送を可能にした。輸送の過程においては、容器内の温度管理や輸送手順の遵守などの諸条件をクリアすることで、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に適合した輸送サービスの提供を実現した。

今後はiPS細胞の輸送で得たノウハウを活用し、応用・臨床分野で求められる様々な輸送品質にも対応していくことにより、次世代の輸送スタンダードを目指し、医療の発展に物流から貢献していくとしている。