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イケア・ジャパン▼熊本に新業態のミニ店舗出店へ 

2015年09月05日

イケア・ジャパンは、2016年度(2015年9月1日からの新年度)の事業戦略発表会において、事業形態を「マルチチャンネル・リテーラー」に拡大し、成長戦略を展開していく方針を発表した。

マルチチャンネル・リテーラーとは、「多様な流通チャンネルを持つ事業」の意味。「より快適な毎日を、より多くの方々に」というイケアのビジョンを実現するため、従来の国内8カ所の大型店舗に新しい流通チャンネルを加える。その事業戦略の柱が、新しいフォーマットの店舗と長久手のストアだ。

新しいフォーマットの店舗として熊本市に10月にオープンするのは、福岡にある「IKEA福岡新宮」のサテライト店という位置づけ。従来の1/10のサイズで、あらかじめオーダーした商品を店舗で受け取ることができ、将来的にはオンラインでのオーダーも可能にする予定だ。実際の商品も展示するとともに、カタログやデジタルツールなど様々な媒体からも商品を見ることができる。インテリアのアドバイスやプランニングのサポートや飲食も併設する予定。

一方、東海地方初のイケアストアとなる長久手の店舗は、2016年3月31日に土地の取得が完了する。従来型の大型店を踏襲し、約9500種類の商品を取り扱う予定だ。環境配慮型の店舗として、1メガワット級の太陽光発電に加え地中熱システムを採用し、店舗のエネルギー消費を最低30%以上削減することを目指す。また緑豊かな長久手市の自然に溶け込めるよう、在来種を中心とした高木を他店舗の倍以上導入し、サステナブルなつくりにする予定だ。