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日本水産▼72億円投じ、大阪・舞洲に物流センター来年4月稼働 

2015年09月23日

日本水産は9月16日、子会社の日水物流が大阪舞洲物流センターを来年4月から本格稼働すると発表した。

建設地の舞洲は、国際コンテナ戦略港の阪神港の中枢である大阪港北港に位置し、阪神高速湾岸線湾岸舞洲ICから1.6km。

敷地面積2.5万m2、5階建て、延床面積1.9万m2の規模で、投資額は72億円を見込んでいる。

日水物流が蓄積してきた通関・ピッキング・運送といった周辺業務も含めた冷蔵サプライチェーンの運営ノウハウを生かし、輸入冷凍・冷蔵貨物の保管や量販店等の物流センター業務の受託を行う、汎用型営業冷蔵倉庫を目指す。

センターの稼働により日水物流の関西地区での設備の増設と事業基盤の安定化を図り、同地区でのニッスイグループの冷蔵物流事業の拡大を目指す。

施設面では、フードディフェンス対策として、顔認証システムにより倉庫への出入りを24時間監視し、約30台のセキュリティカメラが死角なく敷地内の映像を記録する。

海溝型地震発生の場合でも津波の進入を許さない充分な地盤高を確保し、建物にはRC免震構造を採用。

非常用電源を屋上に確保して、有事の際も人命・貨物品質・各種データを保持、バックアップのデータセンターは他地域に配置してリスクヘッジを行う。

今後、ユーザーの要請に応えられるよう、第二期工事も視野に入れている。

■設備概要
名称:日水物流 大阪舞洲物流センター
所在地:大阪市此花区北港緑地1-1-12
敷地面積:約2万4700m2
延床面積:約1万9130m2
構造:鉄筋コンクリート造5階建、免震構造
設備能力:約2万5400設備トン
内訳:F級約2万2300設備トン、C級約1100設備トン、C&F級約2000設備トン
トラックバース: 29バース

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