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レッドウッド▼日本で最大規模の屋上太陽光発電開始 

2015年12月06日

レッドウッドグループは日本で、国内最大級の新しい屋上太陽光発電構想の一環として、大規模物流施設屋上に設置する太陽光発電プロジェクトを十数案件進めており、大規模物流施設屋上太陽光発電設備3基を新設し運営を開始した。

3基の発電量は合計で4メガワット。1メガワット(MW)あれば通常750軒から1000軒の家庭に十分な電力を供給できるとされる。

この最初の3基は、首都圏の横浜市鶴見区生麦(1MW)、埼玉県川越市(1.5MW)、千葉県佐倉市(1.5MW)にあるレッドウッドディストリビューションセンターに設置されている。

レッドウッド再生可能エネルギープロジェクトのもとで生み出される太陽光電力は、東京電力に20年間固定価格で売電される予定だ。これら3プロジェクトを展開するにあたり、レッドウッドはソーラーサービスプロバイダー、京セラソーラーコーポレーション(生麦・佐倉)および中央電設(川越)の2社と提携して、システムの設置とメンテナンスを行う。

ソーラーパネルは、京セラ(日本)とトリナ・ソーラー・リミテッド(中国)製を採用した。生麦の設備は2015年10月から本格稼働に入り、11月には佐倉、来年1月には川越がこれに続く。

レッドウッドのスチュアート・ギブソン社長は、「十分に活用されていない部分から収益を生み出すと同時に、当社が開発している産業用施設に持続可能性の実践を取り入れながら、このソーラーパネルによってクリーンネルギーを生み出し、環境への影響やエネルギー消費、温室効果ガスの放出を削減する。この3基は、屋上太陽光発電設備の膨大なパイプラインの最初のプロジェクト。さらに高いCASBEE基準を取り入れる等、レッドウッドの建築物で、太陽光以外の環境への取り組みも追求し続けている」と話す。

なお、中国のレッドウッド北京ディストリビューションセンターでは、UGEインターナショナル・リミテッドが、レッドウッドに最先端の太陽光エネルギーシステムを提供することを決定した。システム建設は2015年秋に完了。センターの248KWの太陽光エネルギーシステムは、エネルギーコスト、運営費、二酸化炭素排出量を大幅に削減する。

中国のレッドウッド・グループの、コリン・クラークコンストラクションディレクターは「北京のプロジェクトは、中国国内でのレッドウッドのプロジェクトの最初の一歩となり、中国だけでなくアジア諸国での持続可能な物流施設建設に向けた先駆的な取り組みを強固なものにする」と述べている。

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