物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
最新ニュース・情報を発信しています。

  • メール会員情報変更
  • メールマガジンバックナンバー
  • ニュースメール配信登録

産業ファンド▼18億6000万円で福岡市の1.1万m2の物流施設取得 

2016年01月04日

産業ファンド投資法人は12月24日、資産運用会社の三菱商事・ユービーエス・リアルティが、IIF福岡東ロジスティクスセンターを取得すると発表した。

取得価格は18億6000万円、取得日は2016年1月18日を予定している。

取得に関して評価した点は、不動産としての汎用性で、特に立地について、九州物流において重要拠点となる場所に立地している。

福岡都市高速と九州自動車道が結節する福岡インターチェンジ周辺の物流機能集積地であり、福岡中心部(博多駅)まで約 10km でアクセスできる高い交通利便性を挙げている。

周辺には多くの特別積合せ貨物運送事業者が集積し、物流施設としての需要が高いエリアと評価。

継続性では、賃借人であるトールエクスプレスジャパンが、国際物流企業であるトールグループの一員であり、北海道・東北を除く全国をカバーする物流企業である点。

賃借人は1997年より自社施設として開発、現在まで運営を継続中(入居期間18年)。 2016年2月24日から15年間の定期建物賃貸借予約契約も締結済みだ。

テナント運営施設において、九州に19支店ある中で、この物件は、全国に5 か所のみ展開しているカスタマーセンターと全国8か所で展開している事務ユニットが併設されており、九州エリアをカバーする重要拠点であるとしている。

施設面では、オペレーションに配慮した、配送拠点として汎用性の高いスペックを評価。全長195mのトラックバースを有する同社最大級の配送センターで、平屋建ての物流センター。両サイドに9.5mの庇を備え雨天時にも安定したオペレーションが可能だ。トラック動線を考慮した建物配置であり、荷捌きの効率が最大限になるよう配慮されている。

■取得の概要
特定資産の種類:不動産信託受益権
アセットカテゴリー:物流施設
所在地:福岡県福岡市東区蒲田4-9-1
物件名称:IIF福岡東ロジスティクスセンター
土地面積:3万4604.36m2
延床面積:1万1262.86m2
取得価格:18億6000万円
鑑定評価額:20億円(価格時点:2015年12月1日)
契約締結日:2015年12月24日
取得日:2016年1月18日(予定)
取得先:えん
取得資金:自己資金
決済方法:引渡時一括

【 LNEWS http://lnews.jp 】