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大成建設▼建設現場用清掃ロボット「T-iROBO Cleaner」を開発 

2017年01月19日

大成建設は、建築現場において自動で清掃を行う自律型清掃ロボット「T-iROBO Cleaner」を開発した。夜間や施工を行っていないエリアなどに適用することで清掃作業の省人化を図る。

「T-iROBO Cleaner」は空間的な周囲の状況を判断するセンサー(レーザーレンジファインダー)を搭載し、コーンバー等で区画された作業エリアでの段差の有無、床面の散乱物、粉じんの量などの状況を自ら判断して、適切な位置に移動しながら清掃を行う。建築現場で実績のある既存の吸引型清掃機に自動走行機能を追加し、大型リチウムバッテリーの搭載(ロボット総重量約80kg)により、9時間以上の連続稼働運転が可能。

壁や障害物に沿って進むパターンとランダムに方向転換し直進するパターンの組合せから、最適な作業パターンを選定し、清掃作業を行う。作業効率は、建築現場で実証した結果、人がほうきを利用して隅々まで清掃する場合の作業効率(0.4分/㎡)と同等。またロボットによる清掃作業の開始と終了のみを作業員が指示するため、作業エリアが大きく作業時間が長いほど省人化が図れる。

今後同社では、建築・土木を問わず、より多くの建設現場に本ロボットを適用し、機能や使いやすさなどのさらなる向上を図り、普及展開を進めていく予定だ。