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コニカミノルタ▼車載用3D拡張現実ヘッドアップディスプレーを開発 

2017年01月19日

コニカミノルタは、車のフロントガラスに三次元で運転手に必要な情報を表示する世界初の3D AR HUD (三次元拡張現実ヘッドアップディスプレイ)を開発。東京ビッグサイトで開かれた「第9回オートモーティブワールド」に参考出展した。

同製品は、時速40kmで走行しているときは40m先にあるように、時速80kmで走行しているときは80m先にあるようにと、運転速度に合わせて違った距離に映像(情報)を表示することが可能。また三次元的に映像を表示し、センシングにより得た人・障害物などの情報を、対象物の位置に重ねて表示できるAR機能を有している。そのためドライバーの目の位置によらず正確な映像情報を伝えることが可能となる。

コニカミノルタでは2016年4月より、東京大学の石川・渡辺研究室と3D虚像投影技術の共同研究を開始しており、その研究の成果の一つが、今回開発された3D AR HUDだ。今後も従来にない表示システムの開発を加速させ、複数センサーから得た入力情報を高速に認識・判断し、ドライバーに危険を伝えて安全運転を支援可能なトータルシステムを開発していく考えだ。