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日本能率協会▼経営課題調査「収益性向上」が2年連続1位 

2017年10月18日

日本能率協会は18日、企業経営課題に関する調査「日本企業の経営課題 2017」の結果を公表した。現在の経営課題の1位は「収益性向上」が前回(2016年度)よりも 2.4 ポイント減少したものの、42.1%で2年連続で経営課題の第1位だった。

2位以下の回答は「売り上げ・シェア拡大」が 36.8%、「事業基盤の強化・再編、事業ポートフォリオの再構築」が 23.1%、「現場力の強化」、「働きがい・従業員満足度・エンゲージメント向上」が 11.0%(16 位→10 位/+6.7 ポイント)と続いた。

新事業開発・イノベーションの成果状況について質問したところ、約4割の企業が「成果が出ていない」(「あまり成果は出ていない」「成果は出ていない」の合計)と回答。オープンイノベーションの取組状況については、「既に仕組みがある」企業が30.8%だった。うちオープンイノベーションの仕組みが「期待通りに機能している」とする企業は4.6%に留まり、78.5%は「ある程度期待通りに機能している」と回答した。

また「組織・人事領域で重視する課題」では、前回調査に続いて、「女性活躍・ダイバーシティの促進」が上位の課題として挙げられた。また、前回よりも「残業時間の適正管理・削減」が4.7 ポイント増加、「多様な働き方の導入(テレワークなど)」が7.0 ポイント増加しており、政府が推進している「働き方改革」について、産業界の意識が高まってきた。