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ホームロジ▼西日本通販発送センターで「バトラー」国内初稼働 

2017年12月04日

ニトリグループの物流子会ホームロジスティクスは1日、西日本通販発送センター(大阪府茨木市)で、インテリジェント無人搬送ロボット「Butler」(バトラー)79台の稼働を開始した。

バトラーはアマゾンが導入したKivaシステムと同様、MSUと呼ばれる可搬式棚の下にロボットが潜り込み、ピッカーの立ち位置まで搬送するもので、国内初稼働となった。西日本通販発送センターでは、商品の入出庫、保管業務での自動化・省人化を目指す。

ホームロジスティクスでは「人に優しい職場環境の実現」を社訓に掲げ、2016年2月には通販発送センター(神奈川県川崎市)において、岡村製作所のロボットストレージシステム「AutoStore」(オートストア)の稼働を開始するなど、次世代型物流機器の導入を積極的に進めてきた。 

バトラーはロボット本体のほか、MSU、ピッキングや棚入れを行うためのワークステーション(PPS)、ロボットが自律的に充電を行うオートチャージャー(ACDS)、システム全体を制御するソフトウェア(WCS)で構成。

バトラーの独占販売権を保有するGROUNDは、国内企業に導入を進める一方、人工知能を活用した「物流リソース最適化ソフトウェア(DyAS/ディアス)」の開発を進める。6月27日には大和ハウス工業との資本業務提携を締結、10億円の第三者割当増資を受けた。