GROUNDは12月25日、 米国のロボティックピッキングシステムを開発・提供するSoft Robotics社（ソフト・ロボティクス）のソリューション「SuperPick」(スーパーピック)の販売パートナー契約を締結したと発表した。１月よりロボティックピッキングソリューションの国内販売を開始する。

ソフト・ロボティクスは2013年、ハーバード大学の研究員を中心に創業。独自開発の最新ビジョン技術やアルゴリズム、特許取得済みの素材などのテクノロジーを応用、非定型な個体を高い精度とスピードでピッキングが可能。米国では既に食品製造業や自動車部品工場などで実績を持つ。

ハンドと呼ばれる対象物をピックアップする部分の素材と独自開発されたビジョンシステムにより、重さ、素材、形が異なるさまざまな物を、人間のように適切に掴むことができる。

従来型ロボットは対象物をピックアップする際に膨大データの事前インプットの必要があったが、SuperPickは、人
間が無意識に掴むことができるよう、対象物の重心、素材、 大きさを自動で判断・調整した。

多種多様な商品を扱う物流センターや製品の取り扱いに高い専門性や精度が必要とされる製造現場などに最適。これまでロボットによるオートメーションが困難であるとされてきた業界での自動化に貢献する。