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プロロジス▼東北エリア最大、「プロロジスパーク盛岡」起工 

2022年04月04日

プロロジスは3月30日、岩手・紫波郡矢巾町にマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」の起工式を執り行った。投資総額は約200億円、竣工予定は2023年冬。

岩手県内での開発は同社初となる。延床面積は約10万m2で、東北エリアの物流不動産市場において最大規模。賃貸面積の約20%には大手3PL企業の入居が決定しており、引き続き入居企業を募集中だ。
開発予定地は東北縦貫自動車・盛岡南ICから約4.7km)、県道13号からは約1.5kmに位置。青森・秋田・岩手の東北三県をはじめ、東北広域への配送に最適な立地である。

同社の東北戦略は仙台マーケットを中心に物流施設を提供してきた。しかし、災害への備えや2024年問題への対応策として拠点分散化ニーズが高まり、東北の物流ハブとなる仙台エリアの次は北東北への中継地点として岩手への進出を決定した。

北東北エリアは大型物流施設が少なく、ランプウェイ設置で各階へのアクセスが1階と変わらない物流施設は珍しい。また、県内でも賃貸用物流施設の空きは希少で、北上エリアや花巻エリアからの増床ニーズも高いという。入居予定の3PL企業は東エリアの拠点戦略の見直しから入居を決定した。

3階建て、延床面積約10万m2のマルチテナント型物流施設として開発する。各階のトラックバースには45フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能。ワンフロアでの最大の賃貸面積は約 1万9000m2、最小面積は約5000m2からで、最大12企業の入居が可能となる。