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三菱重工▼アウトレットモール駐車場でAGV実証試験を開始 

2022年06月16日

三菱重工業と三菱重工機械システムは13日、フランスのベンチャー企業であるスタンレーロボティクス社の車両搬送用AGVロボット“Stan”を用いた、国内商業施設で初となる自動バレーパーキングの実証試験を開始した。

実証は三菱地所グループが開発・運営するアウトレットモール「酒々井プレミアム・アウトレット」の関係者駐車場で実施。実環境に近い形でAGVロボットによる車両の自動搬送実証を通じ、搬送性能の検証、利用満足度の評価を行う。

自動バレーパーキング、完成車自動搬送サービスの国内展開を目指す三菱重工グループは、世界に先駆けてAGVロボットによる自動バレーパーキングを展開しているSR社との協業、2021年10月から三菱重工施設内での実証試験を進めてきた。今回の実証試験を通じて得られたデータを基に、同サービスの国内事業化へ向けた取り組みを加速させる。

三菱重工グループは、成長戦略の一環としてカーボンニュートラル社会の実現に向けた「社会インフラのスマート化」によるソリューションビジネスの開拓に取り組み、今回のプロジェクトは「CASE化を支えるインフラ」の取り組みの1つに相当する。AGVロボットによる自動バレーパーキングサービスを商業施設、大型複合ビル、テーマパーク、空港などの駐車場にいち早く提供することで、安全かつサステナブルな社会の実現に貢献していきたいとしている。