物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
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総選挙が与える物流業界への影響 − 22 

 30日は、総選挙。民主党に政権が交代するかがポイントとなる。
 その民主党が掲げているのが、“高速道路の無料化”。自民党の高速千円で、批判も多かったのを、無料にする。吉と出るのか凶と出るのか。大渋滞や、物流の遅配などが考えられる。
 高速が無料になれば、コストの削減が図れる企業も出てくる。一方で、交通量の増加で、渋滞が発生。遅配のほか、ドライバーの労働時間の長時間化が発生。CO2の発生で、環境にも問題となる。
 また、民主党の暫定税率の撤廃も、交付金がなくなることに繋がるため、一部で反対の声が上がっている。
 一度確立・硬直化したシステムを変更することは、ある面ではいいように見える。しかし、その裏で痛みを伴うことにもなる。
 どちらがいいかは分からない。しかし、選挙で言われる“いい面”だけでなく、その裏の“悪い面”も飲み込んで判断しなければならない。そうしなければ、“郵政民営化”と同じように、民営化後に、再公社化なんて話が持ち上がってきてしまう。
(了)