物流不動産ニュース

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天候不順と高速道路無料の影響 − 21 

 今年の夏は、いつもより涼しい。関東の梅雨明けは早かったが、その後、夏の晴れ空は、なかなか現れなかった。東北では、梅雨明け宣言がされなったほどだ。
 夜や明け方の蒸し暑さも厳しくない。田舎の方に住んでいるためか、たまに涼しい風も入ってくる。夏ばてをする筆者にとっては、ありがたい限りだ。
 しかし、冷夏は多くの問題も抱える。特に、農作物は、小売価格も上がってきている。さらに、物流にも影響が出るのではないかと心配されている。特に気にしているのが、北海道の物流動向と、それを担うトラック・フェリー業界だ。
 北海道の荷物の中心は農産物。特に、ジャガイモなどが収穫される秋は荷物量がピークとなる。天候不順となれば、その荷物量が減少することに繋がる。北海道航路を運行する海運会社にとっては、大きなマイナス要因だ。
 さらに、フェリー会社は、高速道路無料でも、大きな影響を受けている。今までの燃料油高騰と、サーチャージの収受などで、大変な時期を乗り越えたばかり。今年の天候不順は、例年以上に厳しくなるだろう。
(続く)