物流不動産ニュース

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<レポート>物流施設調査員育成講座プレ講習、「わかりやすい」と高評価 

日本物流不動産評価機構(JA-LPA)は12月15日と17日の2日間、2017年1月より開講する物流施設調査員 育成講座「物流施設の診断・評価の知識と実地調査方法」に先立ち、イーソーコ セミナールームで関係者に対し、プレ講習を実施しました。
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物流施設の基本的な建築知識を学ぶと共に、実地調査用にJA-LPAが開発したチェックリストの記載の仕方・使い方を2日間にわたって解説する初の専門講座。物流施設を診断することはこれまで、物流業者に欠落していたものとなりますが、これからは「武士の刀」のような切り離すことができない存在となることは間違いありません。
手順に従ってチェックリストに<レ>点を記入することで、施設の建築的な機能と品質の初期診断のノウハウがすべて習得できます。
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         望月代表理事

初日の冒頭、「本講座は人間に例えれば、健康状態を検査する人間ドックと体力測定のようなもの。施設の維持管理や売買、改修リニューアル等を検討する際には、まず現状を知ることが大切」とJA-LPAの望月光政代表理事は、物流施設の診断・評価の重要性を語り、「知識編」の講義が行われました。知識編のカリキュラムは診断基準と考え方、フローチャート、基本計画チェックリスト立地、敷地、法令関係、配置・外構、建物、躯体と構造、仕上、設備。

2日目は紙中英伸評価員が登壇、「実践編」としたカリキュラムで 物流施設の診断・評価と調査員の役割、調査の進め方、収集すべき資料、チェックシーとは、チェックシートを用いた調査手順の講義がありました。

施設の状態を調べるのは難しいと言われますが、チェックシートを用いることで初期診断に欠かせない必要事項を調査することが可能となります。本講習は建築や物流の専門的な経験・知識がない方でも、実際の物流施設の調査ができるようテキスト・ツールを作成したため、講習を受けた方からは「わかりやすい内容だった」と高い評価を得ています。

また2日間の受講修了者には修了証を授与。登録により日本物流不動産評価機構の「物流施設調査員」資格が取得でき、評価機構の一員として活動することも可能です。

●物流施設調査員 育成講座「物流施設の診断・評価の知識と実地調査方法」
主催 日本物流不動産評価機構
第 1 回:2017 年 1 月 20 日(金)・21 日(土)
第 2 回:2017 年 2 月 16 日(木)・17 日(金)

 プログラム
1日目(13:00 ~ 17:30) ~知識編~
 第 1 節   診断基準と考え方
 第 2 節   フローチャート
 第 3 節   基本計画チェックリスト
 第 4 節   立地
 第 5 節   敷地
 第 6 節   法令関係
 第 7 節   配置・外構
 第 8 節   建物
 第 9 節   躯体と構造
 第 10 節 仕上
 第 11 節 設備

2日目(13:00 ~ 17:30) ~実践編~
 第 1 節   物流施設の診断・評価と調査員の役割
 第 2 節   調査の進め方
 第 3 節   収集すべき資料
 第 4 節   チェックシーとは
 第 5 節   チェックシートを用いた調査手順    

    (1)建物診断            (2)物流診断
      1. 外構              1.法令関係
      2. 建物(躯体・構造)       2.周辺環境による影響
      3. 仕上(外部)                    3.立地要件
      4. 仕上(内部)                    4.規模
      5. 設備                                  5.配置・外構・ホーム
                                                         6.構造・グレード

パンフレットのダウンロードはこちらから