物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
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埼玉・国道16号から外のエリア▼①メーカー系の大型施設が多く点在 物流不動産市況

埼玉県の国道16号から外エリアの賃貸倉庫の平均相場は次のとおり(冷凍・冷蔵倉庫などを除く)。

・行田市・羽生市  :坪2,800~3,500円
・久喜市・加須市  :坪3,500~4,000円
・上尾市・桶川市  :坪3,600~4,200円
・東松山市・坂戸市
鶴ヶ島市      :坪3,200~4,000円

このエリアは行田・加須・東松山市などに工業団地があること、さらに大型の用地確保が埼玉の他のエリアと比べて、容易なことから、1000坪以上の大型のメーカー系物流施設が多くあることが特徴だ。行田市、加須市、鶴ヶ島市などでは、とくに食品メーカー系の物流施設が多く、点在している。

ファンド運用による物流施設建設も相次いでいる。たとえば、加須市においては、プロロジス、コマーシャル・アールイーなど、ファンド会社運用による施設建設が短期間のうちに次々と進められたことで注目を集めた。

埼玉県内のなかで、もっとも高機能型施設の建設が相次ぎ、集約化に伴う玉突き現象による市場活性化の動きが活発なエリアといえよう。

次回は、大型施設建設が相次ぐ、エリア特性の詳細を探ってみたい。
(イーソーコ総合研究所・編集部)