物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
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品川・港区①▼小規模施設では事務所・プレゼン用のショールームとの一体型施設が人気に 物流不動産市況

東京・湾岸地区に位置する、品川・港区エリアの倉庫需要は、200~500坪の比較的小規模なものに集中している。レインボーブリッジをまたいだ品川・大田区エリアが大型の高機能型施設が好まれるのとは対象的に、港区は事務所・オフィスエリアに位置する特性から、デポの仕分け場所といった作業場に加え、事務所機能を有した一体型施設需要が増えている。

特に、都心立地を活かし、問屋・小売店等の顧客向けに、ショールームを併設したいというニーズが多くみられる。

小規模施設の賃料は総じて高く、100坪以下で坪1万円を有に超える施設が目立っている。値上がり以上に施設の数が少ないため、流通加工が伴う貨物では事務所ビルを倉庫に活用している場合もあり、極端なケースとしては、収益好調なコンピュータの部品メーカーが、坪3万円台の価格帯で事務所を借り増して、流通加工型の施設として運用しているといった活用法もでている。

こうした小規模需要のほかに品川・港区エリアでは、1000~2000坪の倉庫施設を「Re-sohko(リ・ソーコ)」することによって、事務所・スタジオ・ショールームといった収益性の高い施設へと転身するケースが活発に生まれている。

次回は品川・港区エリアのリ・ソーコ需要について、探っていきたい。
(イーソーコ総合研究所・編集部)