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DNP、トーハン▼桶川SRCで出版流通を最適化 

2022年03月19日

大日本印刷(DNP)は10日、トーハンと取り組む出版DXの一環として、東京・北区のDNP書籍流通センター(赤羽SRC)をトーハン桶川センター(埼玉県桶川市)内へ移設・統合を行い、「桶川書籍流通センター(桶川SRC)」とすると発表した。

製造物流改革、情報流通改革、商法改革、販促改革の観点から、生活者を起点とした出版流通改革(出版DX)に取り組む。書店からの注文に対し、出版社倉庫から出荷を行い、POD(プリント・オン・デマンド)製造による品切れのない出荷を実現する。本稼働は2023年1月の予定。

供給リードタイムと出荷可能なラインナップを数多く用意、読者が読みたい本を、読みたい時に入手できる環境を提供する。両社の試算では、桶川SRCの稼働で出版社倉庫取り寄せも含む全ての注文品の平均リードタイムを2日間短縮できるという。出版社在庫をデータ連携することで、取り寄せ品は一週間以内に書店納品できるなどの効果も確認されている。