物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
最新ニュース・情報を発信しています。

  • メール会員情報変更
  • メールマガジンバックナンバー
  • ニュースメール配信登録

GLP▼大阪・東住吉区まちづくりビジョンで物流2棟、商業施設建築 

2021年06月05日

日本GLPは5月31日、大阪市東住吉区矢田南部地域の開発事業者に選定され、同市と開発事業に向けた協業についた基本協定を締結した。両者は開発エリアの土地建物売買契約も同日、締結した。

開発プロジェクト「東住吉区矢田南部まちづくりビジョン」は大阪市が総額188億円を投資、2023年2月に着工し、2026年5月までに地域活動支援として開発事業を進める。民間不動産事業者と組み、少子高齢化が進むエリアで土地区画整理事業と都市計画変更を実施する。

対象となる5万6000m2の大阪市所有用地を東西に分け、西側の「にぎわいゾーン」に、日本GLPは2棟の総延床面積7万1000m2の物流施設を開発するほか、同社が今回初となる商業施設(4000m2)建設にも着手する。

東側は「憩いとうるおい・スポーツゾーン」とし、公園遊具などの設置に加え、フィットネスパーク、フットサルなどの公園を整備。物流施設と地域住民の生活や憩いの場が一体となった複合型拠点の開発を目指す。

物流施設は4階建て延床面積3万1000m2の「北棟」と、4階建建て同4万m2「南棟」を開発、商業施設と合わせ約900人程度の雇用を創出する計画だ。

同日開かれた会見で、GLPの帖佐義之社長は、米国からオンラインで「今回の開発事業では、物流を軸としたまちづくりを推進し地域コミュニティの発展と持続可能な人々の暮らしの実現に尽力していきたい」と展望した。