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三井不動産▼冷凍冷蔵庫事業を強化 

2022年05月04日

三井不動産は、同社の物流施設ブランド「三井不動産ロジスティクスパーク」開発10年を節目に、これまでの実績と今後の10年間の戦略を発表した。

同社は2012年に物流事業参入以来、国内外の開発・運営施設実績は53物件、延床面積約420万平方㍍、累計投資額約7000億円に達した。「変化する事業環境に迅速に対応し、この先も新たな価値提供に取り組む」とロジスティクス本部の三木孝行本部長は語る。

同社は次の10年を見据え、社会環境の変化とテナントニーズに対応するため、以下の施策を注力する。

◆サスナビリティ
新規開発施設の屋上には太陽光発電設備を最大限設置するとともに、全施設の共用部分の電力を本年度中に100%グリーン化する計画。

◆物流DXの提供
最新のDX技術を活用し、テナントの配送・庫内の業務効率、従業員満足度の向上を目指したデジタルソリューションを提供する。

◆多様化するテナントニーズへの対応
5Gの普及やIoTの活用増大から市場が拡大するデータセンター事業の強化、冷凍冷蔵倉庫への展開を図るほか、EC需要増加による、ラストワンマイル配送網のニーズの高まりを受け、都心近郊型配送拠点として、アーバン型倉庫の開発を進める。

◆感染症対策の強化
同社独自のコロナ感染症対策に基づいたエレベータボタン非接触、遠赤外線エネルギーを映像モニター上に表示するサーマルカメラ設置などを活用したアドバンスト対策を強化する、

同社はサステナビリティの推進とテナントの満足度の向上を目指し、ロジスティクス事業部から運営機能を独立した、ロジスティクス運営部を新設、運営体制を強化させる。今年度中7物件を竣工する計画で、今後も年間6~8物件の開発を進めるとしている。