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阪急阪神不動産ほか▼シンガポールで新倉庫竣工 

2022年05月19日

阪急阪神不動産とシーアールイー(CRE)がシンガポール・VSIPハイズオン工業団地で開発を進めてきた物流倉庫「セムコープ ロジスティクスパーク(ハイズオン)」が、4月24日に竣工した。

同工業団地はベトナム・シンガポール両政府の支援の下で開発が進められ、首都ハノイ市と北部最大の港湾都市ハイフォン市を結ぶ主要幹線道路沿いに位置、両都市へのアクセスに優れていることから広域物流拠点として高い優位性を持つ。

平屋建て賃貸面積は約1万3200m2。庫内有効高さ9m以上、床荷重2.0t/m2、1区画あたり電力容量200KVAなど、高スペック仕様とした。1区画約2200m2で、最大6テナントによる分割使用ができる。トラックバースには、倉庫の搬出入口の床面とトラックの荷台との間に生じる段差を解消するドックレベラーを設置した。

両社は共同でシンガポールのSembcorp Development Ltd(セムコープデベロップメント社)と共同でSembcorp Infra Services Pte. Ltd.(セムコープ インフラサービス社)に出資、ベトナム北部での倉庫の開発・運営に取り組む。セムコープデベロップメント社は、シンガポール政府が所有する国際的な投資会社Temasek Holdings傘下で、工業団地開発の分野で30年にわたる実績を持つ。

今回の竣工により、セムコープ インフラ サービス社を通じて運営する倉庫は、VSIPハイフォン複合都市・工業団地内の3棟に次いで4棟目となり、総賃貸面積は約5万6000m2(約1万7000坪)となった。