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プロロジス▼岩沼市と津波時の施設協定締結 

2022年11月03日

プロロジスは10月31日、宮城県岩沼市と「津波時における避難施設としての使用に関する協定」を締結したと発表した。

「プロロジスパーク岩沼」に入居するプラス ロジスティクスに東北センター運営を委託するプラス ジョインテックスカンパニーと「災害時等における物資供給に関する協定」を締結。岩沼市、プラス ジョインテックスカンパニー、プロロジス参列による締結式を岩沼市役所内で執り行った。

プロロジスと岩沼市が締結した津波時の使用協定では、岩沼市沿岸部において大津波警報が発表された際、岩沼市内の物流施設「プロロジスパーク岩沼」の一部をプロロジスが提供、避難施設としての利用を可能とする。また、トイレ設備、水道設備も提供、退避車両や車中泊避難者の支援に努める。

宮城県が新たに公表した最大クラスの津波浸水想定によると、東日本大震災の津波で浸水しなかった地域、復興事業を実施した地域の一部も浸水範囲に含まれた。岩沼市では新たな浸水範囲に対して、避難場所・避難施設の確保や災害備蓄の強化が急務となっていた。

新拠点では、津波や水害による浸水対策として建物レベルを1.5m高く設定したほか、施設内に緊急地震速報システム、衛星電話、72時間程度の電源を確保する非常用発電機を装備した。

断水対策も施され、BCP(事業継続計画)を考慮した設備・仕様を活かし、岩沼市と連携することで、地域の人々の安心・安全を支援することを目指す。