野村不動産は1日、Landportシリーズ九州エリア初となる開発物件「Landport福岡久山I」を5月25日に竣工したと発表した。日清食品グループの物流子会社・日清エンタープライズが一棟賃借し、6月1日から稼働を開始した。

九州自動車道・福岡ICから約2.6kmに位置。福岡市内配送と九州自動車道による広域配送の双方に対応が可能。周辺5km圏内に約11万人の労働人口を有しており、雇用の確保も有利なエリアだ。

建物は2階建てで2万897m2。梁下有効は6.5mとした。1階に設けたトラックバースは10t車に対応、敷地の2か所に車両出入口を設けた。

野村不動産は、2024年問題を背景に、首都圏・関西・愛知のほか。、九州エリアで複数の開発計画を検討する。

日清エンタープライズは福岡市内への配送と広域配送に適した立地を評価し、ドライバーの労働時間短縮など日清食品グループが目指す「担い手に優しい物流」に向けた物流課題の解決と九州全域への配送・出荷の効率化を図るため、同施設への入居を決定した。