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日本GLP▼商業施設併設「ALFALINK茨木3」竣工 

2025年08月15日

日本GLPは7日、大阪府茨木市で進めてきた大規模物流施設開発プロジェクト「GLP ALFALINK茨木3」を竣工したと発表した。

3棟構成となるALFALINK茨木は総延床面積約32万m2、投資額は計約800億円。ALFALINK3は関西エリアでは初となる多機能型物流施設で、周囲の商業施設と開発プロジェクト「イコクルいばらき」に、初の物流施設として進出した。

ALFALINK茨木3は6階建て、延床面積11万5383m2の大規模施設。同日開かれた会見で帖佐義之社長は「ALFALINKのコンセプトとなる開かれた物流施設を、次のフェーズに進めていきたい」と胸を張る。

テナント同士による連携もALFALINKの大きなメリットと帖佐社長は強調する。ALFALINKではテナント各社が抱える課題を協力し合う事例が増加しており、ALFALINK3では初の試みとして、テナントや物流業界に関連する情報配信を促すギャラリーを配置。倉庫外の来訪者も閲覧可能とした。また、施設に併設する共用棟とGLP ALFALINK茨木1・2へ直結するブリッジを設け、歩行者と車両の安全分離を徹底した。

1階の冷凍・冷蔵スペースにアサヒロジスティクス、大商運輸、2階にはハンワ、3・4階にはサントリーロジスティクス、5階にはケイシン、6階にはイトーキの入居が決定。最終一区画を残し、竣工段階で約92%のスペースが埋まった。

式典に参列した茨木市の福岡洋一市長は「茨木は大阪と京都の間で多くの物が行き交う場。ALFALINK3棟で97%が埋まっていることをお聞きして、モノが飛び交う地域性は健在だと実感した。ALFALINK茨木3の竣工で、イコクル茨木は完成形に近づいた」と述べた。