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CBRE▼首都圏の大型物流施設、年末にかけ空き室率低下 

2014年08月03日

【 LNEWS http://lnews.jp 】

CBREは7月30日、2014年4~6月の大型物流施設市場について、首都圏では空室率は6.1%に上昇も、2014年末にかけて低下の見込みと分析した。

前期竣工した物件の一部スペースが再度募集にかけられ、新築物件が空室を残して竣工したことを主因に空室率が4.5%から1.6ポイントアップした。

竣工1年以上の物件の空室率は1.7%と、前期の1.4%に続き依然として低く、全般的に需要は堅調としている。

東北道と圏央道が交差する埼玉県久喜IC周辺でも賃料は上昇傾向にあるという。

千葉県内16号線周辺で開発計画が増加しており、供給が集中する15年後半には空室率がある程度上昇する可能性がでてきた。

近畿圏では、大型マルチテナント型物流施設としては8四半期ぶりに新規供給が2棟あり、うち1棟は半年前に満床で、双方とも順調にテナント需要を吸引した。

空室率は上昇したものの0.8%と依然需給はタイトで、まとまった面積を必要とするニーズは今後竣工予定の物件に集まりつつある。