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通運事業フォーラム▼仙台で第1回開催 

2018年11月03日

全国事業通運連盟は10月29日、ホテルメトロポリタン仙台で、第1回通運事業フォーラムを開催した。

冒頭、渡邉健二会長は主催者挨拶で、「鉄道コンテナ輸送がモーダルシフトの受け皿として役割を果たすには、コンテナラウンドユースの推進による積載効率の向上、集配業務の効率化など、通運における生産性向上が大きな課題。本日のフォーラムが連携、協働を推進する場にしていただきたい」と語った。 

味の素の堀尾仁理事による講演「食品メーカーによる物流関連の連携~F―LINEとSBM」では、2017年に3月より合弁会社として事業を開始、2019年4月には全国規模の株式会社として設立するF―LINEを紹介した。

F―LINEは「競争は商品で、物流は共同で」を基本理念に、食品業界全体の物流インフラの社会的・経済的合理性を追求。共同配送、納品伝票標準化のほか、外装表示では味の素の外装ガイドラインを公開したうえで、外箱右上に物流情報の集約化や、物流コードの黒地白抜き文字表示を標準化した。

納品時の付帯作業を定義化し、出荷前作業から納品、出庫までを38工程に整理し、最終的に14工程に削減。「今後は製販配それぞれが納得する形で付帯作業を削減していきたい」と堀尾氏は展望した。