NIPPON EXPRESSホールディングスは5月26日、日本通運が「熊本ロジスティクスセンター」建設に向け、熊本県の立ち会いのもと、益城町と5月19日に立地協定を締結したと発表した。稼働開始は2024年3月の予定。

日本通運は熊本支店営業センター（熊本県上益城郡）内に「熊本半導体事業所」を3月1日付で開設、半導体関連企業の集積により、地域の物流需要が増加すると発表していた。

台湾・TSMC社の半導体製造工場建設が県下で建設が進み、半導体関連産業などへの高品質な物流サービスを提供する拠点として新センター開設を決定した。

熊本県と益城町の支援も受け、現地での雇用創出など、地域の発展への寄与も目指す。

施設は2階建てで延床面積は8755m2。前室の温度25度±5度、保管室20～25度の空調設備を導入する。NXグループは中期経営計画「NXグループ経営計画2023」で、半導体関連産業を重点産業と位置付けた。今後の拡大が見込まれる産業のサプライチェーン領域に基盤強化を図る。