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鴻池運輸▼3月15日東証へ上場。業績伸長、環境整う 

2013年03月04日

 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は3月15日、東京証券取引所市場に上場する。安定的な経営基盤を確立、上場への環境が整ったと判断した。 
東証上場に向け慎重に準備
 上場市場が1部か2部かは3月7日の株式公開価格決定後に決まる。上場に際し、255万株の公募と342万5700株の売り出し、オーバーアロットメント(※)による上限89万6300株の売り出しを行う。主幹事証券会社は大和証券。
 鴻池運輸は平成20年3月連結業績が売上高2180億円を記録。以降、内部統制を強化し東証上場に意欲を示してきた。一方で、同年9月のリーマン・ショックなど外部環境の悪化を受け、慎重に準備を進めてきた。
 減少傾向にあった売り上げは22年3月期を境に上昇。24年3月期は売上高2269億円に回復。注力する国際事業も堅調に推移している。
 ※オーバーアロットメント…公募・売り出しの予定数量を超える需要があった場合、主幹事証券会社が発行会社の大株主などから一時的に株券を借り、当初の予定の数量を超えても同じ条件で投資家に販売すること。(丸山 隆彦)