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三井物産▼北米鋼板加工サービスセンター統合、物流機能強化 

2007年12月18日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】三井物産は、米国三井物産を通じて、ことし6月に買収した北米大手鋼板加工サービスセンターのスチールテクノロジーズ社と、マイテックスチール社を2008年3月末までに統合する。
統合会社は、現在の社名「Steel Technologies Inc.」を継承し、北米第12位の大規模な鋼材加工サービスセンターとなる(自動車薄板分野では第5位)。
マイテック社は、スチールテック社と米国子会社の折半出資の合弁会社として1987年に設立し、北米の日系自動車メーカーと部品メーカー向けを中心に、鋼板加工・検査・JIT(ジャストインタイム)納入業務など質の高いサービスを提供してきた。
マイテック社の加工拠点は、現在、米国4ヶ所(テネシー州、インディアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州)とカナダ・オンタリオ州1ヶ所の計5拠点で、来春には、カナダ・オンタリオ州に建設中の第6工場が稼働開始予定。
スチールテック社は、創業35年を超える歴史を持つ北米鋼板総合加工サービスセンターで、鋼板加工ライン、冷間圧延・自動車鋼板ブランキング・酸洗等、高付加価値の加工ラインを保有し、鉄鋼製品と一貫加工サービスの提供し、顧客の約5割はBig3を中心とする自動車関連。
統合完了後のスチールテック社は、総拠点数25ヶ所(米国16ヶ所、カナダ3ヵ所、メキシコ6ヶ所)、売上高約14億ドル、年間出荷数量350万トンの鉄鋼製品事業プラットフォームとなり、米系・日系を問わず、幅広い自動車関連顧客への加工・物流サービスを提供する。
また、家電、園芸・農業用器具など非自動車用途向けへの拡販により顧客ベースの多様化も図っていく方針で、同プラットフォームを北米における鉄鋼製品Value Chainの核とし、物流機能を強化、高度化かつ多様化するお客様のニーズに応えていく。
Steel Technologies Inc.概要(統合後)
設立:1971年設立(1985年NASDAQ上場、2007年買収・上場廃止)
本社:米国ケンタッキー州ルイビル市
事業内容:鋼板総合加工販売
売上高:約14億ドル
出荷数量:約350万トン/年間
工場:25ヶ所(米国16、カナダ3、メキシコ6)