【LNEWS(http://www.lnews.jp）】ソニーは、欧州・スロバキアにおける液晶テレビ「ブラビア」の年間生産能力を、2007年度の約200万台から、2008年12月末までに約400 万台へと大幅に増強し、ニトラ工場をソニーの液晶テレビ工場として世界最大の生産拠点へと拡大する。生産能力倍増に伴い、ニトラ工場の従業員数を1200 人増やし、12月末までに約3500人に補強する。
06年4月にトゥルナバ工場での液晶テレビの生産を開始したが、欧州でのビジネス拡大に伴う生産能力の増強を目的として、07年8月からニトラ工場を新たに稼動、併せてトゥルナバ工場の液晶テレビ生産機能をニトラ工場に移管した。
この結果、現在のソニーの欧州におけるテレビの生産拠点は、スペインのバルセロナ工場とスロバキアのニトラ工場の2か所。
ソニーはニトラ工場で、欧州独自デザインのブラビア「E4000シリーズ」をはじめ、ハイエンドから普及モデルまで、欧州向け主要ラインアップのほぼ全モデルの生産に対応できる体制を整備する。また、倍増後の生産能力に対応して欧州全域に向けた液晶テレビの出荷、販売を支える物流センターをニトラ工場の敷地内に現在建設しており、08年秋にも稼動を開始させる。