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ワコム▼シンガポールに物流拠点、環太平洋地域の営業・販売強化 

2008年10月16日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】ペンタブレットやペンセンサーコンポーネントなどの製造販売を行うワコムは10月2日、日本通運がシンガポールに保有する倉庫内に物流拠点を開設し、10月13日から業務を開始する。
従来、香港の郵船航空サービスの倉庫をレンタルしていた拠点を移転したもので、アジア地域では各国販売店から受注した後、7~10日ほどの納期が必要だったが、これを2~8日程度まで短縮できる。このほか在庫数の最適化もみこんでいる。
物流施設は、開設費用は1億5000万円、ワコムの倉庫内賃貸面積は181㎡。ペンタブレットのみの流通拠点として活用する。
同時に台湾法人とマレーシアのコールセンターも開設し、アジア諸国のほかニュージーランド、オーストラリアも含む環太平洋地域の営業を強化、製品展開の強化を図る。
コールセンターは、一部販売代理店などで行っていた電話・電子メールによる製品のサポート業務を自社で直接コントロールできるようにするもので、英語、中国語のほかタイ語、マレー語でサービスを提供、順次対応言語を増やす。
台湾の新現地法人「Wacom Taiwan Information Co.,Ltd」(資本金500万台湾ドル、代表・小見山茂樹氏)は、台湾の電子機器事業分野を強化する目的で設立。台湾はペンタブレット事業で年率 20%の成長率が見込まれているため、台湾でのパートナー企業との連携を新現地法人を通じて強化するほか、マーケティング・サービスも実施する。