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静岡銀行▼物流センターでICタグ利用の「書類管理システム」導入 

2008年12月28日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】大日本印刷は、静岡銀行向けに、静岡銀行のグループ会社で各種事務処理業務を行う静銀ビジネスクリエイトの協力を得て、バーコードとICタグを用いて、伝票や帳票などの書類の貸出や返却、保管、廃棄などを確実に行う「書類管理システム」を開発した。
同システムは、12月より、静銀ビジネスクリエイト中央物流センター(静岡市)で、本格運用を開始した。
これまで静岡銀行と静銀ビジネスクリエイトは、書類の入庫、貸出・代覧、返却、棚卸、廃棄などの管理業務の多くが記帳によって行われ、手間や時間がかかることから、これらの業務の厳正な運用と合理化が課題となっていた。
従来、静岡銀行の書類管理が、各営業店舗から日々送付されてくる伝票を、営業店別・取引日別などに製本し、それを保管箱にまとめて保管棚に収める方式となっている。
今回開発したシステムは、営業店舗別・取引日別などに束ねたバーコード付伝票綴り用表紙を、保管箱と保管棚にはデータの一括読み取りが可能なICタグを、それぞれに印字・貼付して管理するもの。
システム構成は、システムを管理するサーバー、伝票や保管箱の情報を登録するパソコン、据え置きタイプのバーコード読取機、ICタグ読取機のほか、バーコードとICタグの両方を読み取れるハンディタイプの読取機や、バーコードとICタグの両方を読み取り、運搬台車を兼ね備えた移動式パソコンのチェッキングカートになる。
これらのシステムにより、効率的に入庫や貸出、棚卸しなどの作業が行え、静岡銀行東館の静銀ビジネスクリエイト中央物流センターで運用されている。
今後、大日本印刷では、多くの重要書類を取り扱う銀行をはじめとした金融機関に向けて積極的に販促し、2010年度までに5億円の売上を目指す。