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西濃運輸▼仙台支店を移転拡充 

2013年09月12日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
 西濃運輸(本社・岐阜県大垣市、大塚委利社長)は来年5月、仙台支店を移転新築する。ホームを2倍以上に拡大。セイノ―輸送グループの総合ターミナル機能を担い、営業基盤を一層強化する方針。
 新しい仙台支店の住所は仙台市宮城野区港2ノ1ノ3。仙台東部道路仙台港北インターチェンジより約2.5キロ。周辺にはメーカー工場や物流施設が集結している。
 敷地面積約4万2900平方メートル、ホーム面積約8100平方メートル(204メートル×40メートル)で、いまの仙台支店に比べそれぞれ1.8倍、2.4倍。仙台支店は、仙台市内4区(若林・宮城野・青葉・泉区)と多賀城・塩釜市、松島・利府・七ヶ浜町をエリアにしてグループ内で有数の取扱量を抱える。新施設の稼働によって、さらにサービスレベルの向上を図る。
 新たに保管庫も設置する。保管面積は約3300平方メートルで、内訳は780平方メートルスペース3区画、520平方メートルスペース2区画。東北での3PL(サードパーティー・ロジスティクス)を展開する計画だ。
 新支店はグループの西武運輸(本社・東京、安藤新平社長)、宮城西濃運輸(同・宮城県石巻市、阿部進太郎社長)などとのグループ一体型の総合ターミナル基地として稼働する。新施設を拠点にして特積み、急便、航空を組み合わせた物流を推進していく。
 大塚社長は「東日本大震災の復興支援をはじめ、しっかりと地元の役に立つ物流サービスを拡充させていきたい」と話している。(谷 篤)