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ヤマトHD▼日本ベクトン・ディッキンソンの物流業務を羽田クロノゲートで運用開始 

2015年08月19日

ヤマトホールディングスは、医療機器・試薬等のメーカーであるベクトン・ディッキンソンの日本法人、日本ベクトン・ディッキンソン(以下、日本BD)の試薬製品や機器パーツ等の日本国内における物流業務を、羽田クロノゲートにて運用開始したと発表した。

日本BDの主要な製品であるフローサイトメトリーシステム(自動細胞分離解析装置)用の試薬製品群は、これまで福島県の自社工場で物流業務を行っていたが、顧客のニーズに対応した効率的で迅速なサービスと高い品質が求められてきたため、物流拠点をヤマトグループの羽田クロノゲートに設置。ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクスにてロジスティクス業務、ヤマト運輸にて配送業務を行うことで、顧客利便性の向上につなげたい考え。

輸入された上記試薬製品の検品、保管、ピッキング、梱包、発送をヤマトグループが一括して行うことにより、日本BDの顧客が製品を受け取るまでのリードタイム短縮が可能となる。また宅急便ネットワークと連結したロジスティクス業務を運用することにより、当日の発注締切り時間の延長や、より迅速な緊急対応も可能になった。

今後はヤマトグループが参画する沖縄国際物流ハブなどのグローバル物流網を活用し、海外向けの物流業務でも日本BDとの提携を模索。アジア地域内での物流業務の効率化についても検討していく予定としている。