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日立▼倉庫内作業の自動化に向け自律移動型ロボットの制御技術を開発 

2015年09月05日

日立製作所(以下、日立)が日立物流の協力を受け、物流倉庫での集品作業の自動化に向けた移動型双腕ロボットの制御技術を開発した。両社が共同で取り組む「未来型倉庫」の開発研究の一環で、実用化も視野に入る。

開発された制御技術では、商品を取り出す作業において、従来型のロボットが7秒掛かっていたものが3秒に短縮。1本のアームでは取り出せない箱をもう1本のアームで支えて取り出す動作や、保管箱の中に入っている500mlのペットボトル飲料を引き出して取り出す動作、片手に持っている箱に商品を詰める動作など、人と同様の集品作業が可能となった。

日立では開発に当たり、走行台車や昇降台、2本の市販の産業用アームとグリッパ(手作業の手に相当する部分)などから構成された自律移動型双腕ロボットを実際に製作。ロボットの動作に必要な最低限のデータや各機構が動作する際の適切なタイミングを事前に定義することで、通信量を抑えたまま各機構を連携させることを可能にしたという。