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KDDI▼大型物流拠点にヤマトグループ のピッキングシステム導入、30%効率アップ 

2016年02月04日

KDDIとヤマトホールディングスは1月27日、ヤマトロジスティクス(YCL)が提供するクラウド型のピッキングシステム「FRAPS」を大型物流拠点「KDDI東日本物流センター」(ロジポート橋本)内に導入し、運用を開始したと発表した。

KDDIは、FRAPSの持つ「デジタルピッキングシステム」や「マージソータ」の導入とスピード輸送ネットワークの活用により、auをはじめとした各商品やサービスの物流事業での「作業効率の向上」、「輸送能力の向上」、「物流拠点の統合」といったこれまでの課題を解決するだけでなく、顧客やauショップから希望された商品のスピーディーな配送が可能となる。

具体的な効果は、これまでの分散化された物流拠点を統合し、「FRAPSフラップス」を活用することで、入荷から出荷までのフロー(ピッキング等の工程)を従来比約30%効率化し、さらに「マージソータ」の活用で、同一納品先へまとめた状態での一括納品が実現する。

現在、KDDIの物流拠点は全国で83か所。東日本では47か所でKDDI東日本物流センターの運用により、2015年度末には13か所から1ケタ程度の数に集約される予定だ。

作業効率向上により、当日配送をはじめとしたきめ細かい配送を実現し、商品を注文した顧客客やauショップへのスピーディーな納品が可能になり、発注から納品までのリードタイムを短縮する。

さらに、商品の発送をKDDI東日本物流センターに隣接する厚木ゲートウェイを活用することで、関東・中部・関西の顧客やauショップ、店舗へのスピード輸送を実現する。

「クロスマージ」による店舗側での業務効率化とコスト削減が実現する。

複数のサプライヤーからKDDI東日本物流センターに入庫された商品を、店舗毎にピッキングし、マージ処理することが可能になり、店舗への納品を1つの荷物に集約・梱包して届けることができる。

店舗側も、1回で複数のサプライヤーの商品を受入れできるため、無駄な仕分けや、店舗在庫の必要がなくなるとともに、「物流情報の見える化」で供給側、調達側双方の生産性と品質の向上を実現する。

【 LNEWS http://lnews.jp 】