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ニトリ▼国内初の積み木型ロボット倉庫稼働、段ボールも形状に合わせ自動化 

2016年03月21日

ニトリホールディングス(ニトリHD)とホームロジスティクスは3月11日、川崎市の東扇島にあるホームロジスティクス通販配送センターで、国内初導入となる「AutoStore」(オートストア)を公開した。

オートストアは、昨年7月に導入を決定し、今年1月に導入、2月に稼働を開始した。

このシステムは商品保管用BOX(コンテナ)を隙間無く積み上げることによる高密度保管を実現しており、また積み木状のコンテナの上をロボットが走行し、商品を作業場へ自動搬送するため、作業者には定点作業を可能にしている。

オートストア導入前は、7590m2あるセンター内を終日歩いてピッキング業務をし、上下激しい出荷量変動は人員増減でコントロールし、通路の拡大、歩行距離の延長、作業性低下の悪循環が大きな問題だった。

オートストア導入後は、出荷効率が3.75倍、作業の定点化による省力化で季節変動、曜日変動などの変動を吸収、高密度保管・変形対応で土地を有効に活用できるようになった。

注目されるのはジャストサイズの段ボール箱を製造する「BOX ON DEMAND SYSTEM」の導入。

BOX ON DEMAND SYSTEMは、商品に合わせてジャストサイズの箱を1箱から製造できるシステムで、包装時間を劇的に短縮し、緩衝材の削減、箱のサイズが縮小することで運送費もダウンできる。

異形物の梱包作業も簡単なため、ニトリのような多種多様な商品を扱う業界、通販業界、長尺商品の多い建材メーカーなどにも適している。

【 LNEWS http://lnews.jp 】