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フジタ▼コンクリートの乾燥収縮ひずみ制御を確立 

2016年06月19日

フジタは、安藤ハザマ、熊谷組、佐藤工業、戸田建設、西松建設、前田建設工業の6社と共同で、コンクリートの乾燥収縮ひずみを1メートルあたり0.8mmの範囲で制御する技術を確立したと発表した。

その効果の検証とコンクリートの乾燥収縮ひび割れ制御技術の確立を目的とし、収縮ゼロから通常のコンクリートまでの5種類の調合を用い、壁およびデッキスラブの実大試験体を製作して実大実験を実施した。打設後6ヶ月を経過したが、対策を施した試験体については、乾燥収縮ひび割れは発生していない。

コンクリートの乾燥による収縮ひび割れは、建築物の耐久性と美観に大きな影響を及ぼすため、その制御については従来からさまざまな取り組みが行われており、社会的要請も年々高まっている。乾燥収縮ひずみを低減することのできる材料をコンクリートに使用し、その量を調整することによって、乾燥収縮ひずみを通常より小さく制御できる技術となっている。