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富士物流▼自社開発の棚卸ロボット、RFID活用で棚卸自動化 

2016年07月04日

富士物流は6月21日、自社単独開発の棚卸ロボットを活用したサービスを拡大展開していると発表した。

物流センターでの棚卸作業の省人化と精度向上、スピードアップを目指して2007年から開発に取り組んできた「棚卸ロボット」は、実験機である1号機、パレットラックでの自動棚卸を実現した2号機を経て、小型化・軽量化した3号機「愛称:ロジらふ(Logistics + giraffe)」を完成。

中・軽量棚での物品の棚卸など、活用可能範囲を大きく拡大して運用を開始した。

同社では、RFID物流管理サービスの一つとして、棚卸ロボットを活用したサービスを順次展開している。

棚卸ロボットは、RFID(ICタグ・電子タグ)を貼付した商品を対象に、ロボットが自走して棚卸を実施する。

ロットNoやシリアルNoを記録したICタグをRFIDによって一括で読取ることで、通常多くの人手が必要で手間の掛かる棚卸作業を棚卸ロボットの導入により迅速に確実に安全に実施する。

長年の研究に基づく富士物流独自のロジックを用いて搭載したロケーション判別機能により「どのロケーション(棚の列/段)にあるか」を自動で認識することで、管理システム上の(本来あるべき)ロケーションと差異を見つける事ができ、より精度の高い在庫管理が可能となる。

また、フォークリフトが入れない中量棚や軽量棚などの歩行専用の狭い通路でも使用可能。また、ロボットの読取部分(アンテナ)は最大5.4mの高さまで伸長可能(自動制御)であり、高さのあるパレットラック・重量ラックの上段に保管している商品でも人手をかけずに棚卸ができる。

その他、シンプルな操作で他の現場での活用も容易。ICタグ(電子タグ)を管理に使用している商品であれば容易に導入が可能だ。

【 LNEWS http://lnews.jp 】