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日通商事▼大阪新整備工場竣工 

2018年03月02日

日通商事は2月26日、大阪府守口市の大阪新整備工場の竣工式を執り行った。

新工場は、昭和36年より敷地内で稼働していた段ボール工場を昭和46年に改装、施設の老朽化対策と拡がりを見せる顧客ニーズへの対応を目的に3棟の建て替えを実施。1万5100m2の敷地内に車両整備棟1343m2、重機整備工場1159m2、大型塗装棟448m2を新設した。

大阪工場は関西エリア8拠点(滋賀工場。京都工場、福知山工場、神戸工場、加美SS、姫路SS、ポートアイランドSS、和歌山SS)のマザー工場に位置付けた。整備技術のノウハウを伝承しながらトラック、建機のブランド確立を目指す。

祝賀会で新居社長は、「マザー工場となる拠点が完成し、非常に感慨深い。単なる施設の建て替えではなく、最新鋭の整備設備と環境や安全にも十分配慮した。お客様が構内で安全に通行できる動線レイアウトや、整備技術の教育施設としての機能も備えることができた。今後は自動運転も視野に入れ、これまで以上にお客様を安全面でご支援できるよう、技術面、品質的でも精進していきたい」と施主あいさつを行った。

同工場入口には大型キャノピーを設置、入場する顧客を出迎えた社員がタブレットで受注・作業指示を入力。その情報はシステム「ASSIST」で各部署で整備状況や作業進捗を共有化とともに、入力作業の低減を図る。

2ブース設置された塗装工場は小型車両から特殊車両、200トン級クレーンまで対応。大型用ブース床面に大型「プッシュプル」設備を3機導入、塗装時に発生する有害物資を床面から吸い込むことで、高品質な塗装仕上がりと人と環境にやさしい作業環境を実現した。

車両整備工場では来場者の安全を最優先に設計した9ドックを設置、最新の2柱・4柱リフトのほか、車両下部の整備に最適なフロアーリフトを導入、作業生産性を高めた。入場から退場まえ、すべて前進で通り抜け可能な”一筆書き”の車線動線を確保した。