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ESR▼ESRブランド初「久喜DC」内覧会開く 

2018年11月03日

ESRは11月1日、埼玉県久喜市で9月30日に竣工した物流施設「ESR久喜ディストリビューション(DC)」の内覧会を開催した。

総投資額は約250億円。東京理科大学跡地の跡地から約8万1000m2を取得、敷地一部の2259m2を久喜市に寄贈した。市街化調整区域ながら都市計画法第29条に認可され、開発に着手。容積率200%で高さ制限31m、4層建て延床面積は15万1501m2。埼玉県最大級の延床面積15万m2のマルチテナント型物流施設で、最小賃貸区画は2400坪。

日本国内では17件めの開発となるが、同社がレッドウッド・グループ・ジャパンからESRに社名変更後に開発された1号案件。ESRブランドのロゴが建屋サイドに初めて設置された。

東北自動車道・久喜ICから2.5㎞、圏央道・白岡菖蒲ICから5.0㎞、県道12号線川越栗橋線に直結、首都圏・東北地方への交通アクセスに優れる。付近では大和ハウス工業が相次いで物流施設を開発したほか、LIXILの工場跡地も物流施設に使用される計画だ。周辺には民家が多く、建築中にESRの看板を見た近隣住民から、パート募集の問い合わせも多数あったという。

周辺はハザードマップ上でも水害に強い。利根川、荒川沿線で100年に一度の大雨が3日間続いた場合でも、浸水は0.5m程度だと見られる。非常用電源も確保、電力会社からの電力が遮断された場合でも、自家発電で約18時間の稼働が可能。

テナントは約3割の面積を大手3PL企業が内定、電機メーカーとも商談を進行している。

ESRが推進する「ヒューマンセントリックデザイン」は随所に見られる。遊び心のある従業員向け共用ラウンジ「KLUBB Lounge」や売店「KLUBB Shop」で休憩時間の癒しの空間を備えたほか、従業員専用託児所「BARNKLUBB」も本稼働を前に準備中の段階だ。