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アサヒビール▼名古屋工場に新センター開発 

2019年11月02日

アサヒグループホールディングスは10月23日、アサヒビール名古屋工場内に自動倉庫用物流センターを新設すると発表した。70億円を投じ、着工は2020年1月、2021年4月の稼働を目指す。

地上31m鉄骨造、延床面積1万m2の自動倉庫用拠点。名古屋工場で製造したビールのほか、アサヒ飲料のPETボトル容器商品を保管し、年間3000万箱以上を中部エリアに向けて出荷する。

名古屋工場はビール類などの酒類を製造してきたが、新倉庫の建設と併せてPETボトル飲料の生産ライン(年産能力900万箱、投資額50億円)を導入。2021年4月から新たに「カルピスウォーター」や「三ツ矢サイダー」の生産を開始する計画だ。

PETボトル飲料の生産物流体制は関東地方に集中したが、設備拡充で名古屋工場をビール類と清涼飲料の製造・物流拠点と位置づける。これにより特定地域に集中した生産物流体制平準化、トラック輸送距離の短縮を図ることで、年間3400トンのCO2排出量削減を見込む。