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伊藤忠商事▼商用車向けリニューアブルディーゼルの給油拠点運用を開始 

2021年11月04日

伊藤忠商事は1日、伊藤忠エネクスと東部ネットワークとの協働事業で、日本初となるリニューアブルディーゼルの商用運送車向け給油拠点運用を開始したと発表した。

陸上輸送分野での再生可能資源由来の燃料(リニューアブル燃料)ビジネスへの本格参入で、脱炭素社会の実現を目指すもの。

伊藤忠商事は世界最大級のリニューアブル燃料メーカー・Neste OYJ社グループと、リニューアブルディーゼルの国内向け輸入契約を締結。国内のリニューアブルディーゼル輸送及び給油までのサプライチェーンを伊藤忠エネクス社が構築した。

今回新たに神奈川・海老名市の「東部ネットワーク社営業所」地下タンクを利用した給油拠点の運用を開始した。従前は配送する給油を行ってきたが、多数企業に陸上輸送分野でのGHG(温室効果ガス)排出削減が実現する。リニューアブルディーゼルの給油拠点設置は日本で初となった。

国内先行取組みでは、6月にファミリーマートで日本初となるコンビニ配送車両のほか、APモラー・マースク社による国内コンテナドレージ輸送車両、三愛石油による羽田空港内の施設関連車両への利用などがある。GHG排出削減にも大きく貢献できる次世代リニューアブル燃料として、今後陸上輸送分野において更なる利用拡大が期待されている。

伊藤忠商事は、中期経営計画の基本方針のひとつに『「SDGs」への貢献・取組強化』を掲げて おり、今後もリニューアブル燃料の日本及びアジア市場での導入/普及に取組み、サーキュラーエコノミー及び脱炭素社会・持続可能な社会の実現に向けた課題の解決を目指していく、としている。